自己愛性人格障害のグループセラピー

自己愛性人格障害のグループセラピー

自己愛性人格障害のグループセラピー

精神疾患の治療として、精神療法というものがありますが、その1つの方法として「グループセラピー」というものがあります。多くの精神疾患において、このグループセラピーの効果が認められています。それでは、自己愛性人格障害では、グループセラピーが効果を発揮することはあるのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害とグループセラピーについて考えてみましょう。

 

グループセラピーとは

グループセラピーとは、その名前が表すとおり、集団で集まって行う治療の一環です。治療そのものというよりは、同じ疾患で苦しんでいる人たちが集まって、その症状について学んだり、悩みや苦しい体験について開示しあったりすることで、自分だけがそんな思いをしているわけではないと気づいたり、症状への理解を深めることで、症状の改善を目指すものです。

 

このグループセラピーは、さまざまな精神疾患において行われている治療です。

 

自己愛性人格障害とグループセラピー

自己愛性人格障害にグループセラピーが効果的かというと、人にもよりますが、効果はあるでしょう。前提として、自分が自己愛性人格障害であると自覚できていて、治療に積極的であるということが必要ですが、そういう場合は、グループセラピーによって、ますます自覚が深まります。

 

また、客観的に、自己愛性人格障害の症状で苦しんでいる人を見ることで、不安がやわまり、また改善をしていこうという気持ちも大きくなるでしょう。

 

なにより、グループセラピーは個人で治療を受けるときよりも、コストパフォーマンスが良いという利点もあります。そのため、続けやすいのも魅力です。

 

ただし、自己愛性人格障害の他者の気持ちに共感できないという特性が、とても強く出ている間は、あまり効果を発揮しないかもしれません。

スポンサーリンク