自己愛性人格障害の中年期の危機

自己愛性人格障害の中年期の危機

自己愛性人格障害の中年期の危機

「中年期の危機」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、英語ではミドルライフ・クライシスとしてよく知られている言葉で、中高年が陥るうつ病・不安障害、心理的危機のことをいいます。

 

自己愛性人格障害だと、この中年期の危機に苦しむことがあるのでしょうか。ここでは、自己愛性人格障害と中年期の危機について考えてみましょう。

 

中年期の危機とはなにか

中年期の危機とは、冒頭で触れたとおり、中高年と言われる時期にさしかかった人に起こりがちな、うつ病や不安障害や、心理的危機、またそれが原因で起こる逸脱した行動のことをいいます。

 

うつ病や不安障害の他に、どんなことが起こるのかを具体的に説明すると、若さを取り戻したいがために焦ったり、自分の社会的なステータス・健康状態に不満や怒りを感じたりします。その他にも、同僚や自分よりも年下の人の成功に対して劣等感を感じたり、何かを達成できなかったことに対して、失望してしまうというようなことがあります。

 

こういった心理的な危機を迎えて、その状態が続くと、うつ病になったり、不安障害になることもあるということです。

 

自己愛性人格障害の中年期の危機

それでは、自己愛性人格障害の人が、この中年期の危機に陥った場合はどうなるのでしょうか。

 

自己愛性人格障害の人は、病気の特性上、中年期の危機に陥りやすいと考えられます。なぜかというと、完璧な存在であるはずの自分が、年を重ねても、出世していなかったり、結婚できていなかったり、友達が少なかったりということがあると、その現実を、普通の人よりもずっと受け止めることができないからです。

 

中年期の危機と言われる頃に差し掛かると、自己愛性人格障害は治療をすることも困難です。そして、年を重ねると、孤独になりがちだというのが、自己愛性人格障害の人のパターンです。

 

この時期までに治療をはじめ、その成果がある程度出れば、中年期の危機にも備えられるでしょう。

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