子供の自己愛性人格障害の特徴
“愛情や保護、承認の欠落型”と“愛情や保護、介入の過剰型”
自己愛性人格障害の発達論的な原因については大きくは2つに分けられえることが考えられます。
こちらの自己愛性人格障害は“親が子供に頼った場合”という事になります。例をあげると「子供に愚痴を言う」「経済的な困難を訴える」「親同士の不仲を語る」といったものや、子供に無理やり家の事をやらせたり、子供ながら我慢をしてやらなければいけないという事を強要させて、生活を送ってきた場合に起こります。
逆に親が子どもを放置した場合というのも自己愛性人格障害という症状に陥ってしまう可能性があります。子供は親の愛情を受けて育ちます。見ていないようで、親の事をよく見ています。親が子供に語りかけて安心させえない、子供の希望や欲求に取り合わないで無視してしまう。
ここでいうのは“わがままを聞く”という事ではなく向き合わないという事です。親の行動がわからなく、嘘をついたり育児放棄とみなされるように来子供に与えなかったり、親同士の喧嘩で「あなたはどっちについていくの?」と脅迫めいた言葉を投げかけるなどです。
共通して言える事
幼児期に欲しい物を与えられていても、ポジティブな評価が得られない場合や努力が無力であることになるような打撃は、いわゆる“虐待”に当たります。しかし、本人である子供はそのような行動に対して“虐待”だという認識はありません。
無条件に愛情を経験していないということ、また努力をしても期待に応える事が出来ず、常に「期待に応えなければ愛されない」という恐怖を持ち続けているというのは特徴の一つになります。子供の時に子供らしくいられず、無条件に愛情を注がれて育ってきた子供達をうらやましいと思って、育ってきた子供が多い傾向にあります。
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