自己愛性人格障害の被害からの回復について
自己愛性人格障害の人から受けた被害とケア
自己愛性人格障害の人と関わっているうちに自分自身がどうかなってしまったという経験をした人はけして少なくないでしょう。
例えば、仕事でモラハラを受けたり、学校や部活でいじめられたりという被害に遭われ、辛い経験をされた方もおられるでしょう。また、そのような被害者の中には学校や仕事に行くことができなくなってしまった方や、社会から孤立してしまったというような方がおられるという現実もあります。
そこまで至らなくても、人と接することが怖くなってしまったという方、うつ病を発症してしまったという方、考え事をしていて眠れなくなってしまったという方もおられるでしょう。このような方は、一人で悩まず、上司に相談するとともに、医療機関を受診し、適切なケアを受ける必要があります。
回復までの道のり
自己愛性人格障害を持つ人から受けた被害が原因で社会生活を営むことに支障をきたしたという方でも、精神科病院や心療内科医にて治療を行うことで精神的に安定して過ごしている方もおられます。
しかし、うつ病は一度発症することで、再発のリスクも高くなることがわかっており、症状が回復したからと言って社会生活に支障がなくなるわけではありません。就職や仕事に制限がかかることや通院治療や療法を継続して行う必要があります。精神的苦痛を味わった上に、治療を行うために時間やお金までも費やします。
自己愛性人格障害者から受けた傷は人によっては人生を左右するまでにもなります。また、最悪の場合、自ら命を絶つことを選択しかねません。万が一、自分自身に変化がある場合や、治療過程で疑問に思うことがあればとことん追求し、治療に専念することが大切です。
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