職場のモラハラ・パワハラは自己愛性人格障害によって起こる?

職場のモラハラ・パワハラは自己愛性人格障害によって起こる?

職場のモラハラ・パワハラは自己愛性人格障害によって起こる?

近年、職場でのモラハラ・パワハラが問題化されています。これらの行為は自己愛性人格障害の人によって行われていると考えても良いのでしょうか。

 

モラハラとパワハラの違い

モラハラ(モラルハラスメント)とは精神的DVとも言える行為で、言葉や態度で相手を傷付け、精神的に不安定にさせて洗脳し、自分の思い通りに支配する行為の事を指します。

 

常に馬鹿にしたり相手を萎縮させるような言葉を投げかけ、精神的に追い詰めて、相手を一方的に利用します。

 

パワハラ(パワーハラスメント)とは職場で業務上の地位や人間関係での優位性を使って、業務の範囲を超えて精神的・肉体的に苦痛を与える行為の事を指します。

 

職場の新人に厳しいノルマを与えたり、技術者にトイレ掃除を担当させたり、休日でも仕事の連絡をしてくる事もパワハラに含まれます。

 

自己愛性人格障害の人によってモラハラ・パワハラが起こるのか

自己愛性人格障害の人は他人を支配するという特徴的な思考を持っている為、職場でモラハラ行為を起こし易い人であると言えます。

 

ターゲットに出来ると思った人が居れば、自分の思い通りにする為に精神的に追い詰め、周囲から孤立させます。

 

またパワハラも自己愛性人格障害の人が職場内で高い地位に就く事が出来ると起こし易くなります。

 

ターゲットに対して「昔は自分も上司から叱られた」と言いながら精神的苦痛を与えます。

 

パワハラの場合、自己愛性人格障害の人から精神的苦痛を与えられた人が高い地位に就くと、自己愛性人格障害では無いのに、部下に同じ様な精神的苦痛を与えてしまう場合があります。

 

自分がやられた経験があるから自分の部下にもやる、という現象は日本の職場では起こり易い現象です。

 

その為、モラハラは自己愛性人格障害の人が起こし易い問題ですが、パワハラは自己愛性人格障害で無い人でも起こしてしまう問題と言えます。
しかし良識がある人は部下に対してパワハラをする事はありません。

 

パワハラを受けた場合は会社側に訴えかけ、問題のある上司を他の人に変更する事で負の連鎖を断ち切る事が出来ます。

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