自己愛性人格障害と臨床心理士

自己愛性人格障害と臨床心理士

自己愛性人格障害と臨床心理士

「臨床心理士」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、臨床心理学というものにもとづいて、人の心の問題に関わる仕事をするような心の専門家のことを言います。臨床心理士の資格を持っていると、カウンセラーになれたりするのですが、他人の気持ちがわからない自己愛性人格障害の人でも、臨床心理士になることはできるのでしょうか。

 

自己愛性人格障害の人でも臨床心理士の資格を取れるのか

臨床心理士になるためには、試験に合格する必要があります。ですから、自己愛性人格障害の人であっても、臨床心理士の試験に合格すれば、臨床心理士になれます。

 

ただし、その臨床心理士になるための学問で、自己愛性人格障害の人はなかなか心理学が理解できないかもしれません。それ自体をまるで数学のように捉えていれば別ですが、自己愛性人格障害の人は基本的に他人の気持ちに鈍感だからです。重度の人だと、そもそも臨床心理士になろうとは思わないかもしれません。

 

自己愛性人格障害の治療中なら、臨床心理士として働くことも可能

自己愛性人格障害で、自覚がないという人なら、そもそもカウンセラーにはあまり向いていないでしょう。しかし、自分が自己愛性人格障害であると自覚ができていて、治療中であるという場合は、別です。

 

むしろ、それがきっかけで臨床心理士になりたいと思ったのであれば、向いていることもあるかもしれません。

 

治療を行なっていて、成果が出ていれば、例え自己愛性人格障害であっても、それなりに自己をコントロールできているでしょうし、そういった経験を生かしてカウンセリングができるという利点もあるかもしれません。

 

ですから、一概に自己愛性人格障害だからといって、臨床心理士にならない方が良いということではないのです。

スポンサーリンク