母親が原因で自己愛性人格障害になるケース

母親が原因で自己愛性人格障害になるケース

母親が原因で自己愛性人格障害になるケース

自己愛性人格障害になる原因には幼少期の家庭環境が大きく関係しています。母親の子供への接し方が原因で自己愛性人格障害になるケースもあります。

 

過保護・過干渉な母親

過保護な母親の場合、子供が欲しがる物は何でも買い与える為、子供は我慢をするという事が無くなり、脳で人間らしさを司る前頭葉が未発達な状態で成長します。

 

子供が我侭な振る舞いをしても叱る事はしない為、子供は他人の気持ちを思いやる事が出来ず、共感性が低くなり、デリカシーの無い行動を取る様になります。

 

また、母親が過干渉で、どんな事にも口や手を出して母親の思い通りにしようとすると、子供は自分で考えるという事が出来ない為に想像力が発達せず、物事を表面的にしか捉えられない様になってしまいます。

 

その結果、自己愛性人格障害になってしまう場合があります。

 

放置する母親

子供を放置する母親の場合、子供は母親が喜んでくれる様な良い子にならなければ愛されないと考え、見捨てられる事に怯える様になります。
子供にとって見捨てられる事は生命の危機に関わる事になり、脳で不安感をコントロールする扁桃体が過敏に反応する様になります。

 

すると自分は常に優秀でなければいけないと思い込む様になり、自分の思い通りにならないとイライラしやすくなり、上手く感情をコントロール出来なくなります。

 

また、家庭の問題や経済的な困難を子供に愚痴として話す事も、子供が見捨てられる事に怯えるきっかけになり、母親の顔色をうかがいながら良い子を演じる様になってしまいます。

 

その結果、自己愛性人格障害なってしまう場合があります。

 

子供が自己愛性人格障害にならない為に

脳の成長期間である0〜7歳頃の子供と母親との関係は子供の将来に大きな影響を与えます。

 

過保護・過干渉である事も放置する事も、子供の自尊心の構築に悪影響を及ぼす精神的な虐待になります。

 

子供が自己愛性人格障害にならない為には、我慢を教える事、問題のある行動をした場合は叱る事、良い事をした場合は褒める事、子供の自主性を尊重する事、他の子供と遊ばせて他人の気持ちを想像させる事、そして何よりも愛情を示す事が大切です。

 

愛情は目で見て分かる物ではありませんが、子供は母親の言動で愛情を感じ取ります。

 

子供がしっかりとした自尊心を持てるように「母親はいつでも自分を受け止めてくれる」という安心感を子供に与えて見守る事が必要です。

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