自己愛性人格障害と挫折体験

自己愛性人格障害と挫折体験

自己愛性人格障害と挫折体験

自己愛性人格障害の方は、挫折にものすごく弱いという特徴があります。そのため、挫折から自分を遠ざけるような行動をとっているのです。

 

ここでは、自己愛性人格障害と挫折体験について掘り下げていきましょう。

 

自己愛性人格障害と挫折

自己愛性人格障害の方は、自分が完璧な人間であると思っており、完璧でい続けることにある種の強迫観念を抱いていますが、それは裏を返すと失敗や挫折にとても弱いということを表しています。

 

自己愛性人格障害になるような方というのは、元々挫折に弱くなるような育ち方をしています。本能的には自分が挫折に弱いことを知っているので、挫折することがないような、完璧超人で居ようとするのです。

 

人格障害のない方なら、挫折を味わってつらい思いをすることで、自己の成長につながることもあるでしょう。ですが、自己愛性人格障害だと、そういう経験から学ぶということがありません。

 

自己愛性人格障害の人が挫折をすると

自己愛性人格障害の方が挫折に弱いのは前述のとおりですが、もしも挫折感を味わうような体験をするとどうなるのでしょうか。

 

自己愛性人格障害の方が挫折体験をするのは、自分の力ではもうどうしようもない位、人前でなんらかの失敗をしてしまって、誰の所為にしてもそれを誰にも受け止めてもらえないような時です。どうしても完璧ではない自分という現実と直面しなければならない時に、挫折感を味わいます。

 

その時に、うつやひきこもりになってしまうという方もいますが、あまりに挫折感が強すぎると、自己愛性人格障害から反社会性人格障害という障害になってしまうこともあります。

 

反社会性人格障害は、自己愛性人格障害と似ていますが、自分は優れているとは特に考えず、それとは関係のないところで、好き勝手振る舞い、人を騙したり、暴力を振るったりすることがあるといった人格障害です。

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