自己愛性人格障害と生い立ちの関係

自己愛性人格障害と生い立ちの関係

自己愛性人格障害と生い立ちの関係

自己愛性人格障害の生い立ちについて

自己愛性人格障害の生い立ちについてですが、共通する家族の特徴というものがあります。

 

病理的な親は自分の物として子供を利用してしまいます。常に上に目指すように励まし、他人との比較をして優れることを期待します。

 

期待するあまりに、子供を甘やかしてしまったり、賞賛してしまったり、出来ないときには失望、怒りを表現してしまうために子供は振り回されます。子供は、親の背中を見て育つので、親の言動を察する洞察力に優れています。そのような環境で育てられた場合には、期待に添う限りは賞賛され愛される一方で、無条件に愛されていないという環境の中で生きているのです。

 

子供のころに多い傾向

家庭環境の中での子供の生い立ちについてみてみます。多くの中には、子供は親に対する恐怖心というものがあります。

 

子供のうちは、生きる力というものが備わっていません。大人になれば、親に見放されたとしても一人で生きていく力はあります。しかし、子供には「親から見捨てられることの恐怖心」というものがあります。幼いころから、親の期待に応えなければいけないという気持ちがあり、誉められることでその恐怖心を取り除いています。

 

「お手伝いをして褒められたから、また頑張ろう。」「妹の世話をすると褒められる。」「幼稚園で表彰されたことを褒められたから頑張ろう。」といった事で、親が自慢できる子供になれば褒められるという事から“良い子”になってしまうのです。

 

親が十分な愛情を注いでいれば、いい子ではなく子供らしく反抗やわがままも言います。しかし、見捨てられるという恐怖心がある子供には、親に気に入られるようにいい子でいようという傾向が強くあります。

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