自己愛性人格障害の原因は親の対応?

自己愛性人格障害の原因は親の対応?

自己愛性人格障害の原因は親の対応?

自己愛性人格障害者の原因

自己愛性人格障害者は自分を特別だと思い、他者の気持ちを全く考えないために対人関係でトラブルが生じてしまいます。その原因についてです。

 

自分を大切にするということは必要ですが、中にはその思いが強くなり過ぎた結果、自身の精神バランスが崩れてしまうことがあります。当然、周囲とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、協調性がないと言われてしまったりということが起こりえます。

 

この障害はその名の通り「自己愛」から生じます。そのために他の人との人間関係がうまく築けず、日常絵死活に深刻な問題が生じてしまうのです。人口の約1%未満の人に発症すると言われており、男性の方が多く発症します。ナルシストと表現されることもあります。

 

周囲の人と頻繁にトラブルを起こすようなことがなければ問題はありませんが、対人関係に問題がある場合は自己愛性パーソナリティ障害の可能性があります。

 

自己愛性人格障害者の親の対応

障害の原因ははっきりしていませんが幼少期の親との関係が関連しているようです。幼少期における、親からの偏った愛情表現により起こりえる病気だとされています。

 

過保護だったり、逆に愛情不足だったりすると自己像をしっかりと作り上げられず、精神的にバランスが崩れて自己愛性パーソナリティ障害を発症してしまう可能性があります。

 

人格障害として大きく分けると2つのタイプがあります。

 

1つめは「周囲を気にかけないタイプ」で極端に自己中心的で他者からの賞賛を求め、注目の的で他者への配慮はないという態度が目立ちます。

 

逆に、もう1つのタイプは周囲を過剰に気にするタイプで、気にしているのは他者の目に映った自分の姿になります。注目の的になるのを避けて、内気で傷つけられたと感じやすいのです。

 

共通して言えるのは強すぎる自己愛の延長としてしか、他者をとらえられないという点です。遺伝的因子も全く関係がないとは言い切れませんが、親が適切に愛情を注いで育てた場合には、自己愛性人格障害にならないケースもありますので、親の対応や環境というのは影響があります。

スポンサーリンク