自己愛性人格障害は遺伝が原因となるか

自己愛性人格障害は遺伝が原因となるか

自己愛性人格障害は遺伝が原因となるか

自己愛性人格障害は遺伝的要因?

自己愛性人格障害の原因は何なのでしょうか?多くの病気は遺伝がその原因になりますがこの病気に関しては遺伝的な繋がりが未だはっきりわかっていないというのが本当のところなのです。

 

この病気は発症しても、周囲は「個性」、「そのような人間」と思い込み、本人は自覚がなく、病気であることを指摘されても否定し、医療機関への受診を行う人が少ないのが現状です。医療機関にかかる場合は、他の障害を併発してからという方が多いようです。

 

自己愛性人格障害の原因

自己愛性人格障害を発症する原因は、生まれながらに持つ脳の微々たる器質の異常と幼少期の親との関わりや環境因子が重なりあって発症すると言われています。

 

幼い時のご両親との関わりが後の人格に影響を与えるということは昔から言われていますが、従来よりも現在はこの病気の発症頻度が高まっています。幼いころ、家族から過剰な評価を受け続けることや、持ち前の美貌や才能を周囲の大人が褒め称えることで、「自分は特別な人間である」という認識を抱いてしまうことが原因だとも言われています。

 

また、叱られる機会がなく、失敗する経験もない子どもは、失敗を恐れ、人から否定されることを恐れてしまいます。

 

治療においても家族や両親の接し方がポイントになっていきます。精神療法や薬物によつ治療も行われますが、身近である家族の中での役割の見直しや関わり方の見直しを含め、家族全体の問題として考えていく必要があります。家庭環境がその原因に大きく関わっているのは否定できませんが、家族の協力が治療を円滑に進める鍵にもなります。両親が、気持に余裕を持ち、積極的に治療に参加することが大切です。

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