自己愛性人格障害と幼少期

自己愛性人格障害と幼少期

自己愛性人格障害と幼少期

自己愛性人格障害になる原因はいくつか考えられますが、その中に幼少期の体験というものも含まれています。つまり、家庭環境ということです。自己愛性人格障害の原因となるような幼少期の経験とはどのようなものなのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害を引き起こしてしまうような幼少期の環境についてご紹介します。

 

自己愛性人格障害は幼少期の経験が関わっている

幼少期というのは、その後の人生において、個人のアイデンティティを形成するために、とても重要な時期です。この時期に、通常とは異なるような経験をすると、成長する段階や、大人になってから苦しむこともあるでしょう。その中に、精神疾患になりやすくなるというのが含まれているのです。

 

自己愛性人格障害も例外ではなく、全ての人がというわけではありませんが、幼少期の経験が深く関わって、自己愛性人格障害になってしまうという人がとても多いようです。

 

自己愛性人格障害と幼少期の体験

では、実際に自己愛性人格障害になりやすい幼少期の環境とはどのようなものなのでしょうか。

 

面白いことに、これは両極端なのです。まず1つとして挙げられるのは、両親から愛情をもらえない、無視や拒絶をされるというような、ネグレクト状態が関わっています。これにより、自分に自信が持てず、愛情に飢えるような精神状態が形成されます。その結果、強いコンプレックスが自己愛性人格障害を生み出してしまうというパターンです。

 

もう1つは、過度な愛情です。親が過保護だったり、溺愛しすぎると、それが当たり前のようになってしまいい、他者とは自分のために動いてくれるものだというような思い込みが発生します。親からのすりこみで、自分がとても素晴らしいものだとも思い込んでしまうでしょう。そして、他人への依存性も増し、人間関係がうまく送れなくなることで、素晴らしいものであるはずの自分という概念と現実とのギャップから、自己愛性人格障害になってしまうという流れです。

スポンサーリンク