自己愛性人格障害の友人との付き合い

自己愛性人格障害の友人との付き合い

自己愛性人格障害の友人との付き合い

プロフィール(ゆり 34歳 女性 医療関係)

 

友人が高校の頃、鬱や自傷行為、摂食障害などを患い、不登校気味になりました。友人の性格はとにかく思い込みが激しく、当時から衝動的なところがあり、他の友人に急に突っ掛かったり、かと思えば泣いて謝ったり、とにかく気分が安定しない傾向がありました。その性格から離れていってしまう友人も多く、そのことで、彼女自身もかなり悩んでいるようでした。

 

幸い、当時の担任が心理学なども学んでいたこともあり、彼女と彼女のご家族にカウンセリングと精神科の受診を進めてみたようです。

 

高校2年の後半からは人間関係に加え、受験のストレスもあり、明らかに以前より痩せ細り、腕の自傷跡も増えていました。学校の外で会うと、カウンセリングや通院はしてはいるものの、何から話していいか分からない、家にいても学校や友人のことが気になってしまい、どんどんあらぬことを想像し、追い込まれてしまい自傷行為をしてしまう、とのことでした。

 

私は昔から多少のことでは動じないタイプで、彼女にとっては気兼ねなく話せる相手だったようです。結局友人は休学し、治療に専念することになりましたが、自己愛性人格障害と診断されたのは、摂食障害の治療で入院した病院でのカウンセリングだったようです。

 

それからは安定剤や抗鬱剤の力をかりながら、大検を取得し、大学で図書館司書の資格を取りました。司書の仕事でストレスが溜まると、薬を多く飲んでしまったり、彼氏や私に立て続けに連絡をするなど、コントロールが難しいようでしたが、幸い彼女のパートナーが病気とそれに付随する症状を冷静に受け止め、一緒に通院して医師の話を聞くなど、彼女の支えになったようです。

 

その後その男性と結婚してからは彼女の症状も落ち着いたように感じます。

 

自己愛性人格障害の友人はとにかく衝動的で、誰かの気を惹くためには手段を選ばないところがあります。付き合うにあたっては、毅然とした態度で望むのがいいでしょう。自傷行為や薬の大量服薬などの症状がみられる場合は早めに受診を勧めることです。自分自身のキャパシティを越えないように付き合うためにも、専門家や周囲の協力を得ることは必要だと考えます。

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