自己愛性人格障害と人間関係
中島 28歳 男性 自営業
私は自己愛性人格障害だと自分のことを認識したのは、社会人一年目のときに、他人に指摘されたからです。そして自己愛性人格障害を調べれば調べるほど自分に当てはまることが多かったのです。
私は子供のころから自分は他人とは違う。凡人とは違う人間だと思っていました。しかし、私は特に他人よりも優れているところはありませんでした。勉強もできるわけではありません。スポーツが得意なわけではありません。他人よりも優れた実績を出したこともありません。
しかし、私は自分を優れた人間だと思っていたのです。客観的な事実として自分が優れていないにも関わらず、なぜ自分がそのように思えたのかというと、私は妄想の世界に逃げていたのです。今はたまたま自分の能力が発揮されていないだけで、いつかは自分はすごいことになると、すごい人間になると信じていたのです。しかし、そのための努力をすることはありません。妄想の世界の出来事なので、努力を必ずしも必要とはしなかったのです。
そのような人間が人から好かれることはありません。他人は自分に比べればくだらない存在だと思っている人間と関わろうとする人間はいません。そもそも、ただの勘違いしているだけのどうしようもない人間なので、楽しくも面白くもないのです。
取り繕うと努力する部分はあったのですが、どうしても態度に出てしまっていたと思います。だから友人といえるような人間もいませんでした。
今では普通の人間だと思えるようになりました。それでも別に困りはしないと思えるようになったのです。私は独学で宗教や哲学を学びました。そしてそう思えるようになったのです。
物事には原因があります。私が自己愛性人格障害になったのも、ありのままの自分が他人に受け入れてもらえないという恐怖が強かったのだと思います。恐怖心から自分を守るために、虚構の自分を作り上げようとしたのです。しかし、生きていくうえで、そんなことをわざわざする必要などないことに気づけたのです。
スポンサーリンク
関連ページ
- 自己愛性人格障害になったしまった人生
- 貴方の辛さ…共感します
- 自己愛性人格障害の友人との付き合い
- 自己愛性人格障害には自覚と周囲の理解が必要!見捨てず存在を認めましょう
- 自己愛性人格障害という障害を知ること
- 工場のバイトをしながら起業を夢見ていた繊細な彼氏
- 自己愛性人格障害のせいで私の人生も壊れてしまいます
- 最初は魅力的だった彼。自己愛性人格障害の落とし穴
- 私達家族にだって傷付く心があるのに
- 大切なパートナーがモラハラかも?と思ったときの対処法
- 私が依存したのは自己愛性人格障害
- 周囲の人間の精神をも蝕む
- 祖母の異常な行動、母との確執
- わたしの周りのジャイアンたち 〜自己愛性人格障害の困ったさん〜
- 自己愛性人格障害者との関わり方
- 自己愛性人格障害の人に振り回される
- 自己愛性人格障害の甥っ子を育てています
- 祖母から猫可愛がりされた兄は、自己性愛人格障害になっていた
- 自己愛性人格障害の人に振り回された過去
- 昔あった体験
- 妻の自己愛性人格障害
- いいやつだと思っていた親友
- 自己愛性人格障害の姉
- 一人暮らしをしたほうがいい
- ひとつの個性として見れるかどうか
- 本当に難しい障害です
- なんでもないことで、急に機嫌が悪くなって爆発
- 助けを求めて拒否されたので、もう世の中を信用できなくなった
- 実妹の自己愛性人格障害に振り回されてこちらも精神疾患になりました
- 自己愛性パーソナリティ障害の自分と付き合う