周囲の人間の精神をも蝕む

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私の弟は二十代半ばにして同い年の子と結婚をしました。

 

弟嫁は結婚の挨拶のとき「自分は小さい頃から両親が共働きで忙しく、家族の愛情に飢えている。寂しい思いをして育ったので弟さんと結婚して家族が増えるのが嬉しい」と涙ながらに言っていました。

 

私も弟と2人きりのきょうだいだったので義理とはいえ妹ができるのが少し嬉しかったので、その場で連絡先を交換しました。

 

その日のうちに弟嫁からメールがきました、他愛ない内容でこちらも返事をして終わったのですがそれ以来頻繁にメールがくるようになりました。内容はどれも雑談のようなものであまりメールが好きではない私は少し疲れてきていました。

 

そんなある日弟に会うと結婚当初の幸せそうな様子とは打って変わって少し老け込んだような、疲れているような様子でした。

 

一体どうしたのか尋ねると、ぽつりぽつりと弟嫁の束縛が激しいことやすぐにヒステリーを起こすこと、自傷行為をするということを話し始めました。

 

そのせいで弟は仕事を早退したりすることもあり会社では肩身が狭いし家庭でも心が休まらず辛いのだとか。

 

そこで私はまず弟をカウンセリングに連れて行き、次に弟嫁も同じカウンセラーさんに診てもらいました。

 

そこで弟嫁が自己愛性人格障害であると診断されました、弟嫁は信じられない様子でしたが「だから今まで生きにくかったのか」と泣いていました。

 

それからカウンセラーさんのお世話になり弟嫁の精神状態は少しずつですが穏やかになり始めました。

 

そして弟嫁は自分のご両親に自己愛性人格障害のことを打ち明けました。

 

それがきっかけとなり弟嫁はご両親に幼少期寂しかったこと、愛情を感じられなかったことなども打ち明け、ご両親と和解し、関係の修復をし始めました。

 

その頃には弟もいくらか顔色が良くなり、ご両親が弟嫁をコントロールする感じでぎこちないながらもやっているそうです。

 

私と弟嫁はメールこそ減りましたが程よい距離感で付き合っています。

 

良いカウンセラーさんと出会いご両親のサポートがあったから弟嫁はここまで立ち直れたんだと思います。

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