工場のバイトをしながら起業を夢見ていた繊細な彼氏

工場のバイトをしながら起業を夢見ていた繊細な彼氏

工場のバイトをしながら起業を夢見ていた繊細な彼氏

今年31歳になる専業主婦の愛美です。

 

20代の時に付き合っていた彼氏が自己愛性人格障害でした。

 

出会ったのは工場で住み込みのアルバイトをしている時でした。

 

彼(A君とします)もそこで働いている一従業員でした。

 

正直、そこの職場は、みんないろいろ事情を抱えていて、他の仕事ができないような、ワケありの方が多い職場でした。

 

そんな中、A君は有名私大卒で、わりとイケメンで、話してもすぐに知的で感性が鋭い人だとわかりました。

 

なんでここで働いてるの?と聞くと、起業するためにお金を貯めているとのことでした。

 

A君と私はすぐに仲良くなり、それから程なく付き合うことになりました。

 

付き合っていく中で、A君の表面には現れない危うさのようなものが、次第に見えてきました。

 

生い立ちが複雑で、子供のころから安心して甘えられるような環境ではなかったこと、再婚した新しいお母さんが産んだ弟と妹よりも優秀でいなければならなかったことなどわかりました。

 

部屋の中には自殺についての本も複数あり、第一印象とのギャップを感じました。

 

A君は工場の仕事はそつなくこなしているのですが、「俺は他の従業員とは違う、こんなところにいる人間ではない」ということをいつも言っていました。

 

しかし、起業のプランは具体的には進んでおらず、その現実を見たくないようでした。

 

また、元々胃腸が弱く、とても細身なのですが、そういう逞しさに欠ける面を自分で受け入れることができず、苦しんでいました。

 

A君は自分が自己愛性人格障害だということに気づいており、当時まだ少なかったネットでの情報も隅々まで調べていました。

 

カウンセリングに一度通ったのですが、カウンセラーにキレてしまい、すぐに行かなくなってしまいました。

 

私は一年で実家に帰らなければならなくなり、遠距離恋愛になって次第に連絡がとれなくなり、結局自然消滅してしまいました。

 

あれからどうしているだろうか?夢は叶ったのだろうか?少しでも自分らしく生きられるようになっているだろうか?と今も気になっています。

 

ただ、自分で自覚もあり、治したいという意欲もあり、頭の回転もよく、鋭い人だったので、いいカウンセラーさんや医師に出会えていればよい方向に進んでいるかもしれないなと思います。

 

子供の頃、等身大で甘えられなかたお母さんに代わって、A君の傷つきやすさを、いつも変わらず支え続けてくれるような人と結婚できていたらいいなと思います。

 

自己愛性人格障害の方は、人に甘えたり頼ったり弱みを見せたりということが苦手だと思います。

 

でも、私はA君のそばにいて、もっと弱みを全開にしてくれてもいいのにと感じていました。

 

ダメな自分でも、受け止めてくれる人は結構います。

 

なかなかそうは思えないかもしれませんが。

 

彼女にするなら母性本能が強いタイプの女性もおすすめです。

 

あなたのお母さんは付加価値のあるあなたしか見てくれなかったかもしれませんが、世の女性はそんな人ばかりではありません。

 

誰しも、ダメな部分恥ずかしい部分がたくさんあるのはお互いさまです。

 

人間は欠点があるのも魅力のうちだと思います。

 

自己愛が、あなたを守ってきた鎧だとしたら、それがだんだん軽く薄くなり、本来あなたが持っている人間らしい魅力がにじみ出るような状態になれるといいなと思います。

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