わたしの周りのジャイアンたち 〜自己愛性人格障害の困ったさん〜
M.A 43才 女性 クリエーター
自己愛性人格障害とはパーソナリティ障害のひとつですが、こんな人格の強い人のことを私は“ジャイアン”と心の中で呼ぶことにしています。
障害と言うと特別な疾患と思いがちですが、実は普通に暮らしている人の中にも、男女問わずジャイアンはたくさんいるのです。そして、何故か私はこのジャイアンたちに執拗に絡まれることが多く疲れ果ててしまっています。
どういう点が困るのかと言うと、自分を特別だと強烈に思い込んでいる点。たいして努力もしていないのに人より優秀でないと気が済まない点。自分のミスや欠点を決して認めようとしない点。無視されることに異常なほど怒りをあらわにする点。他人を批判することで自分の自尊心を得ようとする点。そのくせ他人の目や評価をすごく気にする点などなど。
私はあまりドラえもんを見た記憶がないのですが、それでものび太をいじめる割には、ジャイアン自身も決して勉強ができたわけでも、イケメンなわけでもなく、下手な歌を無理やり上手いと言わせるような大迷惑な存在だったと思います。
実際にいるジャイアンたちも、本当に強烈に自分の正当性や優秀さを評価することを押し付けてくるのです。そして大抵彼らはキレやすいです。瞬間湯沸かし器のようなその場限りの怒りだったらまだよいのですが、この自己愛性人格と、妄想性や境界性パーソナリティがプラスされると、その怒りの執念深さはもうたまりません。
でも、こんなジャイアンですが、誰の心の中には多少はいるのです。これは他のパーソナリティにも言える事で、各パーソナリティのキャラクターの濃度が強くなりすぎると対人的にも本人的にも病的に辛くなってきてしまうという事。
自分のちょっと困った性格をちゃんと認識して、うまくバランスを取れるように、日ごろから気を付けられるように訓練していくしかないのだと思います。けれど、それを一方的に相手に訓練させようとするのは注意して下さい。自分のジャイアン化を強化してしまいます。
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