自己愛性人格障害と自閉症

自己愛性人格障害と自閉症

自己愛性人格障害と自閉症

自己愛性人格障害と自閉症は異なる障害ですが、一説によると自閉症であることは、自己愛性人格障害になることに影響するのではないかと言われています。

 

ここでは、自己愛性人格障害と自閉症の関係についてご説明していきます。

 

自閉症とは

自閉症とは、発達障害の1つで、コミュニケーション能力に障害や困難があったり、何か特定のことについて強いこだわりを持っていたりというような障害です。

 

自閉症は、先天性の脳機能障害とされています。ですから、子供が育っていく上で発生する障害ではなく、うまれつきの障害なのです。

 

自己愛性人格障害と自閉症

自己愛性人格障害は、後天性の障害です。子供が育っていく過程で、家庭環境に問題があったときなどに生じます。この点で、自閉症と大きく異なりますが、なぜこの2つが関係があるのではないかと言われているのでしょうか。

 

それは、子供が自閉症だと、親から十分に愛情を受け取れない状況に陥る可能性が高いからです。また、自閉症の子というのは、自閉症ではない子供達とは異なる行動をするため、共感もなかなか得られません。

 

そういったことが影響して、自閉症の子供は自己愛性人格障害になりやすいのではないかと考えられています。

 

自己愛性人格障害と自閉症の共通点と相違点

自己愛性人格障害と自閉症に共通する症状は、健康的な人間関係を築くのが困難であるという点です。しかし、自閉症の場合は、特に周囲を傷つけようなどとは思っていません。本当に理解ができなくて、人とうまくコミュニケーションが取れないのです。

 

一方自己愛性人格障害では、コミュニケーション能力自体は高いという方もいます。ただし、深い中になってくると、自己愛性人格障害の特徴が関係を壊してしまうため、長期的な人間関係を築くのが難しいのです。

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