自己愛性人格障害に類似した疾患とは

自己愛性人格障害に類似した疾患とは

自己愛性人格障害に類似した疾患とは

自己愛性人格障害は、1つの精神疾患ですが、この病気と類似した病気もあり、混同しないように注意が必要です。自己愛性人格障害と類似したような症状は、さまざまなものが考えられますが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害と類似した病気などについてご説明していきます。

 

自己愛性人格障害と間違われやすいアスペルガー症候群

自己愛性人格障害、もしくはアスペルガー症候群についてよく知っているという人は、この2つを見間違えることはないでしょう。しかし、なんとなく知識でしか知らず、実際の症状を見たことがなければ、この2つを混同してしまうこともあるかもしれません。

 

この2つの病気は、コミュニケーションがうまく送れないこと、自分一人のこだわりがあること、他人の気持ちが理解できないといったような共通する部分があります。

 

ですが、後天性である自己愛性人格障害とは違い、アスペルガー症候群は、先天性の病気で、子供の頃から症状が出るものです。また、特に自分をすごい人間だとかは思っているわけではありません。この辺りが見分けるポイントとなるでしょう。

 

また、元々アスペルガー症候群で、後々自己愛性人格障害を発症してしまうということはあるでしょう。

 

他の人格障害との類似点

自己愛性人格障害の症状には、他の人格障害とも似ているところがあります。人格障害のある人は、健康的なコミュニケーションが苦手だという人が多いのですが、これは自己愛性人格障害にもあてはまることです。

 

自己愛性人格障害は、人格障害の中では、境界性人格障害と言われるものと似ています。挙げられる共通点は、自己中心的、人間関係がうまく構築できない、わがまま、反社会的な言動が目立つなどです。

 

自己愛性人格障害を特定するには、他人に共感できないこと、自分が特別な存在だと思い込んでいること、挫折などに弱いことなどで、判断できます。

 

境界性人格障害では、そういったような特徴はあまり見られないのですが、依存的傾向があったり、情緒不安定であったりと、自己愛性人格障害でもあり得るような特徴もあるため、見分けるのが難しいのです。

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