自己愛性人格障害の部下への対処法

もし職場の部下が自己愛性人格障害の場合、どの様な対処法を使って接するべきでしょうか。

自己愛性人格障害の人は職場で問題を起こし易い傾向にあります。

上司である場合、問題が起こらない様に、また問題が起こっても対応出来るように対処法を考えておく必要があります。

自己愛性人格障害の人は他人の評価を非常に気にします。また、地道にコツコツと行う様な地味な作業を嫌い、目立つ仕事をしようとします。

その為、細かい事務作業は出来るだけ担当させない様にして、本人が希望する仕事があれば、まずは行わせましょう。

もし仕事に成功した場合は一言で褒めて評価してあげましょう。過剰に褒める事は問題を起こすきっかけになる可能性があります。

仕事に失敗した場合は、追い詰めるような叱責はせずに、何が問題であったか、どうすれば成功したかを分かり易く要点を纏めて説明する様にしましょう。

職場の環境が良ければ、自己愛性人格障害の人は評価してもらう為に業務に励みます。

自己愛性人格障害の人は貶める為のターゲットを探し、嫌がらせをする事が多いです。

その為、常に職場の状態を客観的に見て、何か問題が起こっていないか確認する必要があります。

もし部下に何か問題が起きて、その事について相談された場合は、二人きりで話せる場所で話を聞き、その問題に関わる人が居ればその人とも二人きりで話をして、現状を確認しましょう。

一方だけの意見を聞くと、問題の被害者と加害者を間違えてしまう可能性がある為、注意が必要です。

自己愛性人格障害の人は職場内でのルールには従う為、業務内容を明確にし、それに従う様に指導しましょう。

気が付かない内に自己愛性人格障害の人のターゲットにされ、精神的に追い詰められた部下が居た場合、もし部下が部署移動を希望しているのであれば、希望が通る様に人事担当者と話し合い、対応する必要があります。

また自己愛性人格障害の人が嫌がらせをしたという確証が得られたら、行動を改めるように指導する必要があります。