自己愛性人格障害は孤独である

自己愛性人格障害は孤独である

自己愛性人格障害は孤独である

自己愛性人格障害の人は孤独である事が嫌いであり、孤独感に恐怖を覚えて取り巻きを作ります。しかし実質的には孤独な存在である事には変わりありません。

 

孤独に怯える自己愛性人格障害

自己愛性人格障害の人は承認欲求が強く、誰かに褒められていないと気が済みません。常に自分を褒めてくれる人を身近に置き、その人が自分以外の誰かと仲良くしている様子を見ると独占欲が湧き、なんとか引き剥がして自分だけと仲良くする様に様々な手段を取ります。

 

しかしその様な事を続けていれば周囲の人間は不快感を覚え、学校や職場等の狭いコミュニティーではその情報がすぐに広まり、自己愛性人格障害の人と距離を取る様に対応されてしまい、結局孤独になってしまいます。

 

上手く複数人の取り巻きを作る事が出来たとしても、取り巻きとなった人は自己愛性人格障害の人から何かしらの見返りがある事を期待しているか、自分の立場が悪くならない様に仕方なく付き合っているだけである可能性が高く、自己愛性人格障害の人の事を心から尊敬していて好きだから側に居る訳ではありません。始めは尊敬して好きだと思っていても、付き合って行く内に言動に違和感を覚え始める事もあります。

 

恋人になった人は自己愛性人格障害の人の事を本当に好きになり、場合によっては相手の自己愛性人格障害を治そうと考える人も居ますが、自己愛性人格障害の人は「自分は何もおかしくは無い」と思い、恋人が離れて行かない様に虚勢を張って、本当の弱い自分を曝け出す事は出来ません。

 

インターネット上でも顔も本名も分からない相手に対して執拗に執着します。自分に対して相手が否定的でも肯定的でも、かまってくれる人が居れば喜びます。

 

とにかく孤独である事に耐えられず、常に誰かが側に居て、その中心に自分が居ないと、自分が無価値な存在であると感じてしまい、憂うつになり精神状態が不安定になります。

 

しかし、学校や職場でどれだけ自分と一緒に居てくれる人や褒めてくれるが居ても、虚勢を張っていない本当の弱い姿を見せる事が出来る人は居らず、実質的には孤独であると言えます。

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