自己愛性人格障害と努力に対する考え方

自己愛性人格障害と努力に対する考え方

自己愛性人格障害と努力に対する考え方

自己愛性人格障害の方は、自分は特別で他人より優れていうという考えを持っていますが、それに根拠はありません。根拠がないのに自信を持てるということは、何かを達成したり、成長するための努力はしないのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害と努力の関係についてご紹介していきます。

 

自己愛性人格障害は努力をするのか

自己愛性人格障害の方が、一般的にいう「努力」をするかどうかというと、することもあるという回答になるでしょう。

 

ただし、努力をせずに成功する形が彼らの理想系ではあります。頑張らなくても、出来てしまう特別な存在なんだ、と思いたいため、基本的にコツコツとした努力は苦手です。

 

ただし、頑張ることが周囲に自分がよく思ってもらえるためのアピールになるのであれば、努力をすることもあるでしょう。その場合、頑張っている自分という姿を、必要以上に見せびらかしたがります。

 

周囲には努力を求める

厄介なのは、自己愛性人格障害の方は、周囲には自分のために努力をすることを求めています。求めているというよりは、それが当たり前だと感じているでしょう。

 

何故なら自分は特別な存在だからです。

 

そして、努力というのはそもそも凡人がすることで、特別な自分がする必要はないとさえ思っているかもしれません。

 

ですから、全員で努力して結果を出さなければならないような時でも、応援はするものの、実際の作業には関わりたがりません。自分は特別で、努力の必要のない人間だからです。

 

そして、自分の分まで周囲には頑張ってもらわなければならないと思っているでしょう。

 

こんな風に強く思い込んでいるため、一度その理想の自分と現実とのギャップを目にしてしまうと、心のバランスが取れず、精神的な病気になってしまうのでしょう。

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