自己愛性人格障害はグレーゾーンが理解できない

自己愛性人格障害はグレーゾーンが理解できない

自己愛性人格障害はグレーゾーンが理解できない

「グレーゾーン」とは、一般的には、白黒はっきりさせることができない曖昧な状態のことを指します。世の中のたくさんのことは、このグレーゾーンに属するものも多いのですが、精神疾患をわずらっていると、このグレーゾーンが理解できない、受け入れられないという人もいます。

 

それでは、自己愛性人格障害ではどうなのでしょうか。

 

一般的にいう「グレーゾーン」とは

グレーゾーンとは、前述のとおり、白黒はっきりさせることのできないようなもののことを指します。人間関係などのことでいうと、同じ人でも良い面と悪い面があるだとか、物事についても、良いと捉える人もいれば、好ましくないと思う人もいると言ったような、1つの事柄に対して、いろんな見方があるというようなものも、グレーゾーンと言えるでしょう。

 

とにかく、1か0しかなかったり、良いか悪い、敵・味方などで人や物事を判断できない人というのは、グレーゾーンが理解できない人ということになります。

 

自己愛性人格障害は白黒思考?

上記で説明したようなグレーゾーンが受け入れられない・理解できないというのは、ある特定の精神疾患ではよく見られる傾向ですが、自己愛性人格障害でも、この傾向があります。

 

つまり、人間関係も相手が良い人間か悪い人間かだけで判断しますし、敵・味方で区分しています。自分の評価についても、そんな感じなため、常に完璧でいなければならず、自分の非を認めることができません。

 

人それぞれという考え方もできないため、自分の考え方を人に押し付けたり、自分が正しいということにしたがります。

 

このグレーゾーン的思考ができず、なんでも白黒つけるような思考は、自己愛性人格障害の特徴の1つで、この特徴のために、人間関係などでトラブルをよく起こしたり、他人に敬遠されたりしがちです。

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