自己愛性人格障害とヤンキー文化

自己愛性人格障害とヤンキー文化

自己愛性人格障害とヤンキー文化

日本には、「ヤンキー」と呼ばれる人々がいます。いわゆる不良少年や少女のことを指します。一見、平均的な社会から離れた生活や態度をとる彼らですが、ああいった文化は自己愛性人格障害とは関係があるのでしょうか。

 

ここでは、自己愛性人格障害とヤンキーの関係について考えていきましょう。

 

ヤンキーとは

ヤンキーとは前述のとおり、不良少年・少女たちのことを指します。古くは、学校をサボったり、大人に反抗的な態度を取ったり、シンナーを吸ったり、殴り合いの喧嘩をしたり、カツアゲをしたり、すぐにキレたり・・・など、なかなかの悪事を働く少年少女たちのことを指していたのですが、昨今はもう少しカジュアルなようです。

 

昨今のヤンキーとは、髪の毛を明るく染めて、昔のヤンキーのような格好をしていたりと、見た目はそれっぽいのですが、昔のようにシリアスに問題になるような悪事を働く人の比率は低くなっているようです。

 

しかし、仲間同士の結束が強いという部分は、昔も今も変わりません。

 

ヤンキーには自己愛性人格障害が多いのか

一見、反社会的行動をとるヤンキーたちには、自己愛性人格障害が多いのではないかと考えてしまう方もいるでしょう。

 

ですが、そうとも言い切れません。

 

何故なら、ヤンキーと呼ばれる方々は、見た目の派手さは変わらないにしても、大人になれば反社会的行動を取らなくなる方も多いからです。大人になってから、普通の行動ができるのであれば、それは自己愛性人格障害ではなく、「若気の至り」と呼ばれるものでしょう。

 

しかし、もちろんヤンキー文化に染まる方々の中には、自己愛性人格障害の方もいます。特に、大人になっても他人にキレたり、他人に対する態度が大きく、ヤンキーと呼ばれる少年たちのようだったりするのであれば、自己愛性人格障害である可能性は高くなります。

 

自分は他人より偉いんだという思い込みと、社会に溶け込めない事実が起こしてしまう現象なのではないでしょうか。

 

いずれにしても、ヤンキー=自己愛性人格障害と判断するのは、あまり確実ではありません。

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