自己愛性人格障害は空気が読めない?
人は様々な人とコミュニケーションを取って学習し、場の空気を読んでそれに合った行動を取れる様に成長します。しかし自己愛性人格障害の人は空気を読めないという特徴があります。
思いやりとデリカシーが無く空気が読めない
自己愛性人格障害の人は他人の気持ちを読み取る事が出来ません。他人を思いやる事も出来ず、デリカシーの無い行動を取っても罪悪感は抱きません。
その為、空気が読めず、自己中心的な言動を取り続けます。
複数人で話し合いを行う場では自分の意見を押し通そうとし、他人の意見には常に否定的な態度を取ります。他人の意見が採用されれば不満であるという態度を隠しません。
複数人で外食をする場合は自分の好きな物は他の人も好きだと思い込み、勝手に他の人のメニューを決める事があります。そのメニューが苦手な人が居ても気にせず、むしろ何故不満に思うのかと文句を言う場合もあります。
他人が怪我や病気で弱っていたり、仕事や家庭の問題で悩んでいる姿を見ると世話を焼こうとしますが、「自分はもっと辛い経験をした」「この程度では大した事は無い」と言い、自分が過去にどれだけ苦労したかという大げさな自慢話を始め、弱っている相手に説教し、「良いアドバイスをした」と優越感に浸ります。相手を気遣って世話を焼いている訳ではありません。
自分が出来る事を出来ない人が居れば、相手の努力を認めずに「この程度の事も出来ないのか」と見下した発言をして、相手が傷付いても気にしません。
他人の気持ちを共感出来ない
自己愛性人格障害の人は相手の立場に立って考える事が出来ず、常に自分が中心であり、自分は正しいと思い込んでいるので、場の空気が読めません。
他人の気持ちに共感するという事も無く、他人が幸せになると不機嫌になります。
結婚式等の他人のお祝いの席では自分が注目されない事に苛立ち、祝われている人に嫉妬し、自己中心的な言動を取る為、その場の雰囲気を壊します。
祝っている振りをする場合もありますが、それは上辺だけで、心から祝っている訳ではありません。
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